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腸内細菌のバランス [腸内細菌情報]

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「腸内バランス」が大事と最近言われますが、あれは何ですか。

 「腸内バランス」とは通常、「大腸内に生育している細菌の構成バランス」のことです。

小腸や十二指腸は関係ないのですか。

 大腸と小腸の比較図:大腸…長さ1.5m/表面積テニスコート0.5面分 小腸…長さ6~7m/表面積テニスコート1面分大腸は、小腸より長さが短いし、面積も小さいのですが、小腸よりも病気が起きることがずっと多いのです。「大腸がん」「大腸ポリープ」「大腸炎」「大腸カタル」「潰瘍性大腸炎」など、大腸関連の病名は多くありますよね。
これは、小腸が病気に対して免疫を活性化させる機能を持っていることもありますが、大腸が、うんちと腸内細菌の溜まり場であることも強く関係しています。どういうことかというと、大腸が正常に働いていないと、腸内細菌によって「腐敗」が発生するのです。腐敗物質は、腸内で有害物質に変わったり、さらには腸壁を介して体内に吸収されて、さまざまな病気の成因になる可能性があります。だから大腸内の状況は、私達の健康と深い関わりがあるのです。

腸内細菌には、確か「善玉菌」と「悪玉菌」があるんですよね。

  健康な成人の腸内環境バランス図:善玉菌20% 悪玉菌10% 日和見菌70%健康な人であれば、善玉菌20%、悪玉菌10%のバランスになっています。残りの70%は「日和見菌」といって、良い働きも悪い働きもする菌種です。善玉菌が優勢だと良い働きをしますが、悪玉菌が優勢になると悪さをします。とはいっても、優柔不断なのは日和見菌だけではなく、善玉菌のなかには他の菌と作用し合うと悪さをするヤツがいるし、逆に悪玉菌でも状況次第で良いことをするヤツがいるのです。

人間社会みたいですね。

 そう、まるで一つの惑星の生態系です。健康雑誌では、「善玉」「悪玉」とレッテルを貼って、それらの数だけが問題のように言われますが、実態はそれほど単純ではありません。特に日和見菌の働きはまだまだ未解明です。

大腸にすんでいる細菌の数って、どれくらいですか。

 ざっと「腸内細菌の重さは1.0~1.5Kg、その種類は1000種類以上、その数は600~1000兆個」ですね。

私の体重の1Kg以上は細菌で出来ている!…「菌も積もれば」というわけか。

 オナカのなかで、約1000兆個もの細菌が---善玉菌と悪玉菌と日和見菌が---24時間勢力争いを繰り広げている様子を、想像してみてください。

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