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アブラナ科の野菜パワー [大根おろし情報]

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キャベツ、ブロッコリー、かぶ、菜の花、わさび、芽キャベツ……。これらの野菜は形も味も全く違いますが、どれもアブラナ科の野菜です。アブラナ科の共通点は、4枚の花びらが十字架のように開く点で、以前はジュウジバナ科とも呼ばれていました。最近の研究で、これらのアブラナ科の野菜に、がん予防に働く成分が含まれていると報告され、一躍健康野菜として注目を浴びるようになりました。

 がん研究で分かったアブラナ科パワー

 アブラナ科の野菜が注目されたのは、アメリカのある研究機関が発表した「がん予防に有効な成分を含む食品」に、キャベツやブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツなどアブラナ科の野菜が多くランクインしたのがきっかけでした。これらのアブラナ科野菜に共通する有効成分とされたのが、イソチオシアネートです。ある実験で、このイソチオシアネートを投与したハムスターは他に比べて発がん率が低いことがわかりました。これは、イソチオシアネートが発がん物質の活性化を防いだり、がんになる前の異常細胞の増殖を抑えるためだと考えられています。

 植物にとっても人間にとっても役立つ辛味成分

 イソチオシアネートはもともと辛味成分の一種で、わさびや辛味大根などの鼻にツーンとくるような刺激のある辛味のもとです。ブロッコリーやキャベツなど辛みをほとんど感じない野菜の場合は、グルコシノレートという配糖体の形で含まれているのです。それが、体内での消化の過程でイソチオシアネートに変わります。イソチオシアネートの辛味や刺激は、本来、植物が虫に食べられないようする役割を果たしていると考えられています。しかし、植物だけでなく、人間にとってもがんから身を守ってくれるお役立ち成分だったのです。

 ブロッコリーや芽キャベツもキャベツに続く優等生

 イソチオシアネートが豊富なアブラナ科の優等生といえば、「がん予防に有効な成分を含む食品」のトップクラスにランクインしたキャベツですが、その後の研究で注目されたのがブロッコリーです。
ブロッコリーに含まれるイソチオシアネートの一種、スルフォラファンには強い発がん抑制作用があることがわかったのです。さらにブロッコリーの芽、いわゆるブロッコリースプラウトには、より多くのスルフォラファンが含まれているとされ、スプラウトブームのきっかけにもなりました。

そのブロッコリーに並んでランクインしたのが芽キャベツとカリフラワーです。なかでも芽キャベツは、ビタミンCはキャベツの約4倍、食物繊維は約3倍も含まれ、小さいながらもヘルシー度は抜群。もっと食卓に登場させたいアブラナ科野菜です。

イソチオシアネートの仲間は加熱に強いので、煮たり炒めたりしても大丈夫。ただし、あまり長時間加熱すると壊れやすくなるので火が通る程度に加熱するのがおすすめです。

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